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ブックラバー宣言

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他人と一緒にやっていくこと〜『ぼくらの民主主義なんだぜ』

●高橋源一郎著『ぼくらの民主主義なんだぜ』/朝日新聞出版/2015年5月発行

b0072887_20204444.jpg 朝日新聞に連載した「論壇時評」を書籍化したもの。二〇一一年四月から二〇一五年三月までの掲載分を収録している。

「民主主義」とは、たくさんの、異なった意見や感覚や習慣を持った人たちが、一つの場所で一緒にやっていくためのシステムのことだ。──そのように高橋は〈あとがき〉で述べている。高橋は一貫して一つの場所で一緒にやっていくためのシステムを維持していくために有効な言葉を探し出してきては、それに優しく光を当てようとする。

 そうして様々な思想家や作家たちの論考をはじめ会田誠のアート作品やキム・ヨナの会見での言葉、エクアドル憲法から無名の青年がネット上にアップした動画にいたるまで、種々雑多のテクストや映像コンテンツがいっそう活き活きと立ち上がってくるのである。

 時評というのはややもすると読み捨て的な文章になりがちだが、時事的な発言を取り上げながら、どのようなテーマでも原理原則に立ち返って読み考えているところに本書の美点があるように思われる。
by syunpo | 2015-07-31 20:25 | 社会全般 | Trackback | Comments(0)
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