ブログトップ

ブックラバー宣言

syunpo.exblog.jp

人を狂わせる至高の楽器〜『ストラディヴァリウス』

●横山進一著『ストラディヴァリウス』/アスキー・メディアワークス/2008年10月発行

b0072887_16184585.jpg クラシック音楽に関心のない者でも一度はその名を聞いたことがあるであろう弦楽器の名器「ストラディヴァリウス」についての本。著者は、みずから楽器製作をも手がける写真家である。口絵に著者自身が撮影したストラディヴァリウスの数々、名器を生んだ古都クレモナの美しい写真が掲載されている。

 昨今とみに価格高騰の著しいストラディヴァリウスの名器の名器たる所以を述べたくだりは、凡庸な講釈が続いていささか退屈させられたが、スパニッシュ・セットをめぐる歴史的挿話や楽器商・コレクターのサラブーエ伯爵、ルイジ・タリシオに関するエピソードなどは楽しく読んだ。
[PR]
by syunpo | 2008-10-22 20:02 | 音楽 | Comments(0)
<< 宇宙人って本当にいるんですか?... 脱作家主義のアプローチ〜『日本... >>